国府の浜に存在した幻のグーフィー
海を持たない大阪のジプシーサーファーlogiです。こんにちは!
大阪湾に波が立つポイントがあった! 😯
という夢を何度見たことか 😥
そんな大阪サーファーがこよなく愛する海のひとつに、伊勢国府の浜があります。
”こうのはま” と読みます。
今回はその国府の浜について書いてみたいと思います。
【国府の浜】
三重県志摩市阿児町国府にあります。
南北に延びる国府の浜には、北から、国府の浜メイン・テトラ前・ラスタ前・三角・壊れた水門・水門・松林と言うポイントに区別されています。
私が個人的によくお邪魔しているポイントは三角・壊れた水門あたりになります。
しらほ駐車場
駐車場はいつもしらほ駐車場に停めています。
出典:しらほ駐車場
もともとゴルフ場だった場所が解放され広い芝生に囲まれた駐車スペースはとてもリラックス出来てお勧めの駐車場です。
無料のスケートボード場も併設されています。
出典:しらほ駐車場
大阪サーファーは夜に出発
大阪から国府の浜までは約3時間~3時間半かかります。
大体のサーファーは夜に出発して暗いうちに到着を想定して走ります。
夜明け間近に海に入る為です。
私は週末サーファーなので金曜日の出発だと、仕事から帰ったらお風呂だけ入ってその日の夜ごはんのおかずを弁当箱に詰めてもらいすぐに出発することが多いです。
pm8:00に出発したとしたらpm11:00頃には到着するので、そこからひとり宴会をするのが好きです。
先日行った時は星空がとても綺麗でした。
iPhone 11 proで撮影しました。
この日のサイズは腹胸たまに頭くらいのオバケセット🌊ちょっとジャンク気味
オフショアが吹き続ける予報なので1ラウンドしてから落ち着くまで待機 ☕
【テトラポット敷設】
現在の国府の浜には18塊のテトラが敷設されています。
約20億円の予算を投入して1992年から2001年まで人工リーフの設置が行われました。
当時、私は地元の方の災害対策だと思っていました。
私たちの様に週末だけ遊ばしてもらっている者がどうこう言うことではないと、地元の方が安心して住まわれるためには仕方ないことだと諦めていました。
しかし実際は違っていました。
地元住民とサーファーの関係
国府の浜に良い波が立つと知れ渡り、他県からサーファーが大勢やって来るようになりましたが、同時にそのマナーの悪さから地元住民との間でトラブルが多く発生したのです。
地元住民とサーファーの関係が悪くなり、地元住民はサーファーを追い出したいという思いで国に高波対策・海岸侵食対策として嘆願書を提出したのだそうです。
幻のグーフィー
テトラが敷設される以前には国府の浜メイン奥から200m以上続くグーフィー波があったそうです。
今でも年に数回テトラの沖でその面影の残る波が姿を見せる時があるそうです。
テトラポットの効果
結局テトラポットは不自然に海底の流れや、砂の付き方を変えてしまい、砂浜の砂が減ってテトラの沖に砂がたまるという結果になり侵食を止める事も、津波などの防災効果も見込めない形になってしまいました。
また海岸から近い位置にテトラポットを敷設したために、そのテトラポットに人が吸い込まれるという事故も起きたそうです。
【まとめ】
私たちビジターサーファーには分からない地元住民の方の苦悩があり。
またその理解を深めようと努力しているローカルの方々の苦労も良く理解したうえで遊ばせて頂くという謙虚さを忘れないことが重要だと思います。
そうして理解し合えれば将来テトラポットを除去して、以前の素晴らしい波がやって来る国府の浜の本来の姿がまたみられる日が来るのではないでしょうか!