サーフィン初心者が知っておくべきこと8選
こんにちは! logiです。
今回は初心者サーファーまたは、これからサーフィンを始めようと思っている方に向けた記事になります。
既に中級以上のサーファーの方には物足りない内容となっていますのでご注意ください(笑)
サーフィンを始めるにあたって、これだけは知っておいた方が良いと思うことを8個ご紹介します。
これを知らないと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、事故に繋がる恐れがあるので初心者サーファーの方は必読ですよ!
①ローカルリスペクト
◊ ローカルとは
ローカルとは、そのビーチに根差したサーファーによるサーフコミュニティのことです。
ビジターとしてその地域の海でサーフィンをする場合は、その地域のローカルをリスペクトし、敬意を払うことが大切です。
◊ 何故リスペクトが必要?
ローカルは、そのビーチ近隣の住民と密接に付き合い、ゴミ問題、騒音、駐車マナーなどのトラブルの緩衝の役目を担っていたり、地域の自治体と連携してその地域の発展のために貢献していることが多いのです。
そのローカルの働きのおかげで秩序が保たれ、私たちビジターも安心してその地域でサーフィンをすることが出来るのです。
②マナーとルール
◊ 譲り合いの精神
サーフィンには、ワンマンワンウェーブ(1つの波に乗れるのは1人だけ)という暗黙のルールがあります。
次にあげる行為は、ルール違反となるので要注意です。しっかりと理解しましょう。
・前乗り(ドロップイン)・・・サーフィンは、波のピーク(波が最初に崩れだすパワーのある波のトップ部分)にいるサーファーに優先権があります。
その優先権を持ったサーファーの前から乗ることは禁止されています。これは全世界共通のルールです。
・スネークイン・・・波のピーク付近でテイクオフしようとしているサーファーがいるのに、わざとその人のピーク側へ回り込み、波を後から横取りすることをスネークインと言います。
今、アウト(沖)から、この波に乗ろうとパドリングをして追いかけてきているサーファーがいます。
あなたは、インサイド(岸寄り)にいます。
この時あなたは、アウトのサーファーよりピーク側へ移動して、そのサーファーの後ろからテイクオフしました。
これも、スネークインと言うルール違反にあたります。
明らかに乗れそうにない場合は別ですが、アウトから追いかけてきたサーファーに乗る権利があるのです。
前乗りやスネークインはトラブルの原因になることが多いのでよく理解して注意するようにしましょう。
③陸上から波をチェック
◊ 波や他のサーファーの動きを観察しましょう。
用意が出来たからと言って、いきなり海に入ることは止めましょう。
・先ずは波をよく観察して、どこで割れているのか。
・上手なサーファーがどこに固まっているのか。
・どこが空いているのか。
・潮の流れは?
などを、よく観察して自分がどの場所でサーフィンするのかを決めてから入りましょう。
④波とボードの向きに注意
◊ サーフボードを横向きにしない。
初心者は、最初は足が届く範囲の沖で波待ちすることになります。
この時、気をつけないといけないことは、サーフボードを波に対して横向きにならないように注意しましょう。
横向きだと、少し大きめの波が来た時にはサーフボードが、その波に巻きあげられてしまいます。
想像以上のパワーがあるので怪我をする可能性がありますよ。
この時は、波に対してサーフボードは直角になるようにセットしておきましょう。
⑤ワイプアウト
◊ ワイプアウトした時は頭をかばう。
ワイプアウトとはサーフボードから転落してしまうことです。
最初は、このワイプアウトばかりになるでしょう。
ワイプアウトした数だけ上達も早いかもしれません。
しかし、一つだけ注意しておかなければならないことがあります。
初心者ほど、ワイプアウトして海に放り投げられたときは、焦って早く海面へ上がろうとします。
でも気を付けてください。あなたのサーフボードが上から降ってくるかもしれません。
ワイプアウトしたら、まず頭を両手でガードしましょう。
そしてなるべく落ち着いてゆっくり浮上するようにしましょう。
⑥ 潮汐の重要性
◊ 潮汐ちょうせき(タイド)
サーフィンを始めたら、波情報アプリなどで、波の情報を集めるようになります。
この波情報アプリには、波の大きさや風の向き・強さなどと一緒に潮の動き(タイド)情報も配信されています。
潮汐とは月と太陽の引力によって起こる、海面の昇降現象のことです。
日の周期
- 海水面が最も高くなる時を満潮
- 海水面が最も低くなる時を干潮
月の周期
- 干潮と満潮の差が大きくなる大潮
- 干潮と満潮の差が小さくなる小潮
◊ サーフィンは、潮の周期が密接に絡んでいる
特に大潮の時の潮の動く時間帯に波が良くなるとことが多い。
干潮からだと、おおよそ2~3時間後くらいが潮が大きく動く時間帯となります。
但し、大潮の満潮時や干潮時は、波が良くないことも。
・満潮時は潮が多すぎて割れない
・干潮時は潮が引きすぎて浅くなりショアブレイクという危険な波になる
これは、ごく一部の例えです。実際はウネリの大きさやその向き、風の強さ・向き、などによって様々なパターンがあります。それはすべて経験値により蓄積されていくものなのです。
⑦ポップアップ・テイクオフ
◊ ポップアップ・テイクオフは焦らない
サーフボードに立ち上がる動作のことをポップアップまたは、テイクオフと言います。
*以後、ポップアップと言います。
ポップアップはタイミングが大事です。
波に合わせてパドリングを行い、ボードがその波に押されるまでポップアップしてはいけません。
そして波に押されたら、素早くポップアップ
つまり、波に押されるまでは立とうとしない、押されたら素早く立つ!
初心者はこれが逆になることが多いので覚えておきましょう。
✖ 波に押される前に立とうとしてしまう
✖ 立つ動作が遅い
◊ ポップアップは陸でトレーニング
砂浜でよく見かけることがありますが、陸で繰り返し練習することは効果的です。
海に入る前の準備運動としても良いと思います。
また自宅での練習を日頃から行うことは、上達への近道になるでしょう。
⑧パドル力強化
◊ サーフィンはパドリングが最重要
サーフイン は沖に出るのも、波に乗るのも、またピークへ移動するのもすべてパドリングが必要です。
パドリングに必要なパド筋は、サーフィンを始めようと思うのなら絶対に鍛えておいた方が有利です。
パドリング強化のトレーニングについては、別の記事でも解説していますので参考にしてください。
👉 現役スイマーの私がサーフィンのオフトレに水泳を推奨する理由とは
まとめ
サーフィンは自然を相手に楽しむスポーツです。
そして、その自然は誰の物でもありません。
だからこそ譲り合う精神と、感謝の気持ちを忘れてはいけないのだと思います。
そして、その自然は時には私たち人間に牙をむいてくることもあります。
人工のウエーブプールでのサーフィンとは違い、十分な知識と準備が必要だという事は知っておきましょう。
これからサーフィンを始めようと考えている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
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