
クロールとパドリングの違いを徹底解説!!
こんにちは! logiです。
私は、現在も現役のマスターズスイマーで週3~4日スイムトレーニングしています。
そして週末は趣味のサーフィンを楽しんでいます。
皆さんはクロールとパドリングの違いって分かりますか?
実はクロールとパドリングはかなり違うのです。
今回は現役スイマーであり、現役サーファーでもある私が徹底解説します。
水泳には自身があるのに海でのパドリングが辛いと感じている方必見です。
【クロールを解説】
【現役スイマーの私がサーフィンのオフトレに水泳を推奨する理由とは】
👆 の記事でも紹介していますが、クロールには2種類の泳法があります。
- 1軸クロール
- 2軸クロール
日本人のほとんどは1軸クロールです。
1軸クロールとは、頭のてっぺんから串刺しにして、その串を中心に左右にローリングしながら泳ぐイメージです。
♦ ローリング
ローリングとは、例えば右手を前に伸ばしている時は右肩が下がり、左肩が上がっています。
手を入れ替えた時は逆になります。
この時は、先にも述べたように、串(軸)を中心に左右に傾くことが重要です。
軸がぶれると、水の抵抗を受けて早く楽に泳げません。
♦ ローリングのメリット
・息継ぎが楽になる。
・肩への負担が少なくなる。
・リカバリーがスムーズに出来る。
・大きな泳ぎが可能になる
- スピードが出ると、通常は水面での造波抵抗が大きくなりスピードが抑えられてしまいますが、ローリングをすることによって抵抗を抑えることが出来、スムーズに泳ぐことが出来ます。
♦ クロールでの腕のかき
・(リカバリー)クロールでは、肘から抜くようにして、なるべく低い位置を保ちながら肘を高く上げ、体の近くを通って腕を前に戻します。
・(エントリー)入水の時は、なるべく水の抵抗を受けないように指の先から入れます。
・(キャッチ)水の中では肩甲骨をフルに使ってなるべく遠くの水を掴みに行きます。
・(プル)水を体の下に水を集めるようにかきます。
・(フィニッシュ)水を後方に押し出し腿あたりまでプッシュします。
これを左右交互に行います。
【パドリングを解説】
♦ パドリングではローリングしない
・パドリングで、ローリングしてしまうとボードがブレてしまい、安定して前に進むことが出来ません。
・サーフボードの中心に腹ばいになり前後の位置も最適な位置に乗り脚は開かない。
・ポジションが決まれば胸を反り頭を動かさない。
♦ パドリングでの腕のかき
- 指先に力は入れず海面をすれすれに、体から一番遠くを通るように回します。
- 時計の短針をイメージしてください。右腕は1時30分、左腕は10時30分くらいに落とします。
- 腕が海面に入ったら、そのままなるべく深い水を掴み、ボードの下に水を集めるようにかきます。
- ボードのレイルの少し下くらいから後は、全力で後ろ側に漕ぎます。
・大事なことは、全力で漕いでいる時(4)以外の時には力を入れない。
・漕ぐまでは水を掴む感じで、海面では脱力。
この様なパドリングが出来るようになれば、疲れずに長時間のパドリングが可能になります。
【クロールではパドリングのトレーニングにならないの?】
そんなことはありません。
♦ クロール(水泳)のトレーニングをすることで共通した部分の強化が出来ます。
・心肺機能の強化
・水を掴む感覚と筋力の強化
・肩甲骨の動かし方
・その他、体幹や背筋など共通する筋力の強化も期待出来ます。
【まとめ】
・クロールとパドリングの違いは、ローリングをするかしないかの違いがありました。
・また、腕の使い方にも違いがありましたね。
①クロールはなるべく身体の近くを肘を高くして前に出す。
②パドリングはなるべく身体から遠いところを肘を曲げないで前に出す。
違いはありますけど、違いを理解することで、クロールはパドリングの強化トレーニングとしても有効な手段だと私は考えています。
少なくとも家でゴロゴロしているよりかは (笑)
共通しているところもあります。
それは水を掴みかくところは全力でかく、それ以外の脱力するところはリラックスすることです。
ずっと力が入ったままだとすぐに疲れてしまいますよ。
さぁ!皆さんも今すぐプールへ急ぎましょう!!
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